どこでも使えるRuby&Vim on USBメモリ

学校でRubyをしたいとおもっても、Rubyの環境が入っていません。

自分で入れられるならしたいのですが、Vistaなので管理者アカウントじゃないと無理です。
先生にいちいち掛けあうのも迷惑なので、このさいUSBでやってしまおうと思いました。
今回は4GBのUSBにRubyとVimをいれ、コマンドプロンプトからRubyのプログラミングを出来るようにします。
なお、USBのディレクトリはEでもFでも何でも対応できるようにpathを通したいです。(具体的に説明するため、ここではUSBメモリのディレクトリはE:とします)
大まかな手順
・RubyとVimをUSBにいれる
・pathを通すバッチファイルを作る。
まず、RubyのインストールですがOne-Click Ruby Installer for Windowsを使います。
(実はCドライブ以外のインストールはサポートしないとかインストール中に出てきますが、おそらく大丈夫なのでyesを押してください。)
One-Click Ruby Installer for Windowsは以下のリンクから入手できます。
ここのruby18627_rc2.exeを選び、ダウンロードしてください。
ダウンロードした後は実行して、USBの何にもないディレクトリにインストールするところを指定させてください。(ファイル等があるディレクトリを指定するとそこにあるファイルを全部消してインストールしようとします!!!)

Rubyのインストールにはかなり時間がかかるのでそのうちにVim(別になくてもかまいませんが、プロンプト上で出来るので私は使っています。)を落とします。
下記のURLからVim7.2-20090321 for Windowsを落としてください。

落としたものを実行させて、ディレクトリを設定して(E:とか)、展開させてください。
こちらはセットアップとかはなく、自己解凍なのでけっこう早く終わります。

それでもまだRubyのインストールは終わっていないと思いますので、pathを通すバッチファイルを作成しましょう。
まずは任意のテキストエディタを開いてください。
それに以下の文章を書いてください

@echo off
set path=%path%;%CD%rubybin(rubyはRubyをインストールしたフォルダ);%CD%vim72-kaoriya-w32j

これを適当な名前をつけて、.batという拡張子で保存してください。
これはバッチファイルといって、コマンドをまとめたファイルのことです。
起動したら長ったらしいコマンドを自動的に実行させてくれる便利なファイルです。

ちなみに、一行目の@echo off は「以下のコマンドは表示させません」という意味です。
二行目は、setとpathコマンドですね。
%path%はデフォルトで設定されているpathで、それに追加する形に、RubyとVimのpathを通しています。
%path%がないと、デフォルトのパスが消えて、RubyとVimのPathだけになります。
%CD%はカレントディレクトリのパスを展開します。
これによりUSBドライブがEでもFでもGでもZでも問題なくパスを設定することが出来ます(パスを通すときはcd /dとかを使ってE:やF:でやりましょう)。

結構簡単に出来ますので、USBに余裕があったり、Rubyに興味がある方はされてみてはいかがでしょうか。
たぶんRubyの速度は遅いと思いますwww
それなら、Rubyが入っているLinuxのLiveCDを使ったりしたほうがいいかもしれませんね。

追記(2010 1/20):
最近Rubyのインストールを簡単にするツールが窓の杜で紹介されました。
こちらは1.8系列や1.9系列のどちらもあるので、1.9系列を使いたいという人は便利かもしれません。
OneClickInstallerのほうは更新がとまっていた記憶があります。
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